二級土木施工管理技士二次検定の工程管理の例題について
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こんにちは、二級土木施工管理技士の受験生の皆さん。
今回は、二次検定の工程管理の例題について解説します。
工程管理とは、工事の進捗状況や品質を管理するために
必要な技術です。工程管理の問題では、工事の計画や実施、
変更、完了などに関する知識や判断力が問われます。
例題を見てみましょう。
問題:ある道路工事では、以下のような工程表が作成されている。
この工事において、次の各項目に答えなさい。
(1) 工事の総工期は何日か。
(2) 4月1日から始まった基礎工事は何日目に完了するか。
(3) 5月1日から始まった上部工事は何日目に完了するか。
(4) 6月1日から始まった舗装工事は何日目に完了するか。
(5) 工事全体の遅延率は何パーセントか。
工種 | 工期 | 前工種 |
--- | --- | --- |
基礎工事 | 20日 | なし |
上部工事 | 30日 | 基礎工事 |
舗装工事 | 10日 | 上部工事 |
解答:
(1) 工事の総工期は、基礎工事と上部工事と舗装工事
の合計で60日である。
(2) 基礎工事は4月1日から始まり、20日間かかるので、
4月20日に完了する。したがって、基礎工事は20日目に完了する。
(3) 上部工事は5月1日から始まり、30日間かかるので、
5月30日に完了する。したがって、上部工事は30日目に完了する。
(4) 舗装工事は6月1日から始まり、10日間かかるので、
6月10日に完了する。したがって、舗装工事は10日目に完了する。
(5) 工事全体の遅延率は、実際の工期と予定の工期の差を予定
の工期で割って百分率で表す。この場合、実際の工期と予定
の工期は同じ60日なので、遅延率は0パーセントである。